武蔵野美術大学

01

『浴室の中の果実』

村田香織

02

『Adventure』

浅川温子

03

『Mother Tank』

太田悠輝子

04

『the BODIGMIES』

三森舞

05

『星のながれる街で』

つりがね荘

06

『忌み子とこぎつね』

辻村舞

07

『OUT OF THE BLUE』

平野崇伸

武蔵野美術大学でアニメーションを制作する学生は、アート・デザインに関わらず様々な学科に存在する。今年は視覚伝達デザイン学科から4名の卒業制作と映像学科から2名の卒業制作、そして昨年度の芸術祭で展示大賞を受賞したつりがね荘の作品を選んだ。視覚伝達デザイン学科の村田の作品は、版画のようで詩のような色っぽい作品、作家の奔放な表現力がいきている。浅川は自らの成長に重なる子どもの心理をテーマに、2次元アニメ表現に拘ったカワユイ作品を目指した。大田は「生まれる」を題材に、稀勢の里関を思わせる精子が母体を漂う様を動きでユーモラスに表現した。三森は膨大な動画と実写コラージュさらに立体模型を駆使した多彩な表現で、人体と食の世界を笑いたっぷりに解説する。つりがね荘の作品は学科を超えたアニメ大好き集団が生み出した。アニメを丁寧に作り込んでいることに好感が持てる。映像学科の平野の作品は、自由に空を飛ぶことを夢見る発明家らしき初老の男が、失敗を繰り返しながら挑戦しつづける姿を描く3DCG。ゆるぎのない実力にささえられた完成度の高い作品である。辻村は古典芸能の筋運びや北斎らの様式について丹念に研究し、作者が10代の頃から暖めていた題材を平面技法のCGで具現化した。

推薦教員:陣内利博 三浦 均