インターカレッジ・アニメーション・フェスティバル(略称 ICAF)とは

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)は、大学や専門学校などの教育機関で制作された学生作品を上映する映画祭です。

各校の作品は教員の推薦によって決まります。そしてICAFの歴々の出品者を見ると、TVアニメーションの分野で活躍する方はもちろん、アカデミー賞、カンヌやベルリン映画祭出品・受賞監督。広島、アヌシー、オタワ、ザグレブなど世界各地で行われているアニメーション映画祭の常連監督が名を連ねています。その成果は卒業以降の一人一人の努力の賜物ではありますが、大学や専門学校などの教育を通じて、何か学び得たものがあるのではないでしょうか。
また、活躍する人数の多さは、学生の時から切磋琢磨し努力を重ねていた姿を、教員がしっかり見守ってきたことの現れだと思います。
ICAFは作品を楽しむだけではなく、「人物」や「教育」が見えてくる映画祭です。



インターカレッジ・アニメーション・フェスティバル年表

2001
11月、日本アニメーション協会、あるいは日本アニメーション学会各会員である、 京都造形芸術大学、東京工芸大学、東京造形大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学の各アニメーション教育担当教員により実行委員会を形成。
実行委員会はメンバーの変遷がありつつも、現在でも各幹事校教員により組織されている。
2002 ICAF2002
実行委員長:古川タク/FD:陣内利博(武蔵野美術大学)
参加校数:11校
会場:東京都写真美術館(5/8~12)、関西ドイツ文化センター(6/28~29)
2003 ICAF2003
実行委員長:古川タク/FD:陣内利博(武蔵野美術大学)
参加校数:16校
会場:セシオン杉並(9/21~23)、京都ドイツ文化センター(10/4~6)
特別プログラム『OBアニメーション特選プログラム』

特別プログラムでは、幹事校教員をはじめ岩井俊雄氏、大地丙太郎氏ら活躍中の作家、監督の若き日の作品を上映した。
2004 ICAF2004
実行委員長:古川タク/FD:陣内利博(武蔵野美術大学)
参加校数:16校
会場:セシオン杉並(10/1~3)、京都ドイツ文化センター(10/15~17)
特別プログラム「PISAF受賞作品集」以降恒例の上映となる(04’~)。

故・やなせたかし氏による特別後援を受け「やなせたかし奨励賞」を設置。
4名の学生が表彰される。また、観客賞の投票も行われた。(04’大会のみ)
2006 ICAF2006
実行委員長:古川タク/FD:木船徳光(東京造形大学)
参加校数:18校
会場:セシオン杉並(3/11~13)、京都ドイツ文化センター(4/28~30)
特別プログラム「e-magicians」(~10’大会まで)、「CARREFOUR DE L' ANIMATION」
2007 ICAF2007
実行委員長:古川タク/FD:木船徳光(東京造形大学)
参加校数:17校
会場:国立新美術館(9/23,27,28,30)、京都ドイツ文化センター(10/4~6)
-シンポジウム-「アニメーションを学ぶ学生に告ぐ!」
<パネラー>寺井弘淟(映像クリエイター)、細田守(アニメーション監督)、山村浩二(アニメーション作家)

東京は国立新美術館を新たな会場とし(07'~)、大々的なシンポジウムも開催された。
ICAFロゴマークが多摩美術大学の川辺圭さんにより制作された。
2008 ICAF2008
実行委員長:古川タク/FD:木船徳光(東京造形大学)
参加校数:13校
会場:国立新美術館(9/25~28)、京都国際マンガミュージアム(10/7~9)
-基調講演-「押井守はかく語りき!~アニメーションを学ぶということ」
<ゲスト>押井守(映画監督)聞き手:木船徳光(東京造形大学教授)
-シンポジウム-「中島信也吠える!~今注目の若手アニメーション作家3人を迎えて」
<ゲスト>中島信也(CMディレクター)、加藤久仁生(アニメーション作家:02’出品)、森田修平(アニメーション監督:'02出品)、田中紫紋(アニメーション作家:'03出品)

今までの教員中心の運営に加えて幹事校の在校生による学生実行委員会を設置した。
2009 ICAF2009
実行委員長:古川タク/FD:木船徳光(東京造形大学)
参加校数:16校
会場:国立新美術館(9/11~14)、京都国際マンガミュージアム(9/21~23)
-シンポジウム-「G9+1:火星の彼方から」
<ゲスト>G9+1 ※東京
-シンポジウム-「ICAFの昨日、今日、明日」
2010 ICAF2010
実行委員長:古川タク/FD:山中幸生(東京工芸大学)
参加校数:14校
会場:国立新美術館(9/23~26)、京都国際マンガミュージアム(10/2,8,9)
特別プログラム「追悼・川本喜八郎」
<ゲスト>なみきたかし(アニメーション研究家)
特別上映「ICAFレトロスペクティブ!」
         
ICAF共催の日本アニメーション協会名誉会長、川本喜八郎監督逝去に伴い、急遽追悼プログラムが行われた。
2011 ICAF2011
実行委員長:古川タク/FD:和田敏克(東京造形大学)
参加校数:18校
会場:国立新美術館(9/23~25)、京都国際マンガミュージアム(10/15,16、21~23)、金沢21世紀美術館(11/4~6)
参加校特別上映:大阪芸術大学(11/9~11)、長岡造形大学(12/2~4)、札幌特別上映(2012年2/4)
特別プログラム「タマグラ・アニメーションの奇跡 ~追悼・片山雅博教授~」
<ゲスト>
:東京:中島信也(CMディレクター)、野村辰寿(アニメーション作家)
:京都:相内啓司(アニメーション作家)、米正万也(アニメーション作家)
特別プログラム「ICAFの昨日、今日、未来/2011金沢」
<ゲスト>秋山雄史(金沢21世紀美術館館長)

幹事校に女子美術大学が加わり、計5校体制になる。
地方会場に金沢が加わり、同時に北海道札幌でもプレ上映を行った。これらのことが全国にまたがる規模の大会となるきっかけになった。
ICAF創立から運営に携わられた片山雅博多摩美術大学教授が急逝され、追悼プログラムが行われた。
2012 ICAF2012
実行委員長:古川タク/FD:野村辰寿(多摩美術大学)
参加校数:27校
会場:国立新美術館(9/27~30)、北海道足立学園札幌大通りホール(10/10~14)
京都国際マンガミュージアム(10/18~21)、金沢21世紀美術館(11/8~11)
参加校特別上映:大阪芸術大学(11/9~11)、長岡造形大学(11/30~12/2)
名古屋特別上映(12/22)
特別プログラム「ICAF 10th anniversary 歴代FDセレクション」
海外プログラム「SupinfoCom特選集」
展示「驚き盤」なう-古川タク・IKIF・川内大輔と学生作品-

ICAF開催10回目となる記念大会であり、特別プログラムでは歴代作品上映を行った。
金沢市の支援のもと各校から参加者を募り1泊のアニメーション交流「合宿」(金沢)が行われた。
また、名古屋特別上映が行われ、翌年度から正式な地方会場となる。
幹事校に東京藝術大学が加わり、計6校体制になる。
2013 ICAF2013
実行委員長:古川タク/FD:IKIF(木船徳光・石田園子)
参加校数:21校
会場:国立新美術館(9/26~29)、北海道足立学園札幌大通りホール(10/17~20)
沖縄県立芸術大学(11/2~3)、金沢21世紀美術館(11/7~10)
立誠シネマ(11/29~12/1)、愛知芸術文化センター(12/8)
特別プログラム「ICAF卒業生の活躍と軌跡」
<ゲスト>中田彩郁、サキタニユウキ、植草航
海外プログラム「海外学校紹介」(SAE Institute/韓国芸術総合学校)

特別協賛の京楽ピクチャーズ.株式会社により観客賞が設置された。
参加校特別上映が廃止され、東京会場を本大会、各地方上映を地方会場と呼称することとなった。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013において「京楽ピクチャーズ.presents 学生アニメーションの祭典ICAFセレクション」が上映された。

幹事校

多摩美術大学・東京工芸大学・東京造形大学・武蔵野美術大学(02~)、女子美術大学(09~)、東京藝術大学(10~)

過去参加校 2013年度現在

アート・アニメーションのちいさな学校
阿佐ヶ谷美術専門学校
IAMAS
大垣女子短期大学
沖縄県立芸術大学
大阪芸術大学
大阪成蹊大学
金沢学院大学
金沢美術工芸大学
京都精華大学
京都造形芸術大学
神戸芸術工科大学
札幌市立大学
専門学校 札幌マンガ・アニメ学院
創形美術学校
成安造形大学
玉川大学
東映アニメーション研究所
東海大学
東京デザイナー学院
東北芸術工科大学
トライデントコンピュータ専門学校
長岡造形大学
名古屋学芸大学
北海道教育大学
日本大学芸術学部
広島市立大学
早稲田大学川口芸術学校